こんにちは。
ネット集客アドバイザーのツユキサトシです。
先日、翔泳社主催の大型セミナー「MarkeZine Day 2014 Premium Video Ad」に参加してきました。
ネットの技術に関する優れた書籍を数多く手掛けている翔泳社が毎年主催しているセミナーなのですが、その時の話題になっているトピックをテーマにして500名近い参加者を集めて開催している業界注目のセミナーです。
さてそんな今年のテーマはタイトルにもある通り「動画広告」 。
ネットの世界には、多くの広告手法がありますが、中でも市場が急速に拡大しているのは動画広告市場だと言われています。
実際、2013年には132億円程度だった動画広告市場は、今年2014年には640億円に達するとも言われているそうです。
また国民の数で言うと、2014年には日本国民の約半数にあたる6,000万人が何かしらのネット動画を見ているというほどに一般的なメディアに
なってきているのが現状です。
そんな動画広告市場について主要なトピックをまとめました。
動画広告の展開例
・クロスメディアで活用した方が効果的
⇒たとえば、テレビＣＭなどと組み合わせる。そうすることで認知度などが高くなる。
・見る場所はパソコンだけに限らない
⇒スマホなどでも見てもらえる可能性がある。また電車内のテレビや街頭のデジタルサイネージなどにも流せる。
・ターゲットの拡大と細分化
⇒若い層を中心にテレビからネットへシフトしている。また、飛行機のビジネスクラスの席だけに広告を流すなど特定のセグメントを狙い撃ちにした戦略も実現可能となる。
動画広告の魅力
・文字や写真などでは伝わらない魅力も伝えられる
⇒音楽などがつくことで見ている人に高揚感を与える。その結果、購買率などがよい影響をもたらす。
・広告から直接、webへと誘導できる
⇒こうすることで機会損失を割合を下げることが可能。個人単位でもYouTubeのアノテーションなどに応用できる。（YouTubeについては一番下の動画も参考にしてください）
動画広告の成功事例
・ケンタッキーフライドチキン「食べるクラッシャーズ、できました」
⇒動画広告によって、紙媒体の広告の３倍の効果を獲得
・ソニー銀行「ＡＴＭ手数料０円の周知キャンペーン」
⇒動画ＣＭの配信によってページへのアクセスが1.8倍に上昇。また動画を見たことによって、ソニー銀行に対する態度の変容が多くみられた（ブランディング）
動画広告の注意点
・視聴者は12秒でコンテンツを判断する
⇒つまらないと感じれば、視聴者はすぐに離脱する。出だしで視聴者の興味を惹きつける必要がある。
・広告効果の最大の変数は「動画の中身」
⇒どれだけ大量のアクセスを集めたとしても重要なのは中身。クリエイティブの質によって広告の成否が決まることが多い。
・動画の使い分けが必要
⇒テレビＣＭを流用したり、web専用動画を用意するなど使い分けが必要。その用途によって動画の長さなども綿密に計画していく必要がある。
以上が、今回のセミナーに関して私が重要だと感じた主要なトピックです。
まとめ：中小企業や個人が動画広告を使う方法
動画広告と聞くと、大企業向けで、敷居の高い印象を受けます。しかし、多くの人が見ているのはYouTubeなどの無料サイトの動画です。そして、そこにコンテンツを提供している人はあなたと変わらない一般の方である場合がほとんどです。
ですから、今後、あなたが動画について学べば、簡単にネットに動画広告を流すことができます。
またあなた自身が広告を出さないとしても、あなたが趣味でアップしている動画にアクセスが集まったら、そこに広告を出して、収益を受け取ることも可能です。
動画を撮るというと難しく聞こえるかもしれませんが、いまやスマホ１台でも動画を撮ることはできます。もちろん上にも書きましたが、動画の質が顧客に与える印象になりますのでもしお店などのＣＭを撮影する場合にはプロにお願いをするべきでしょうが、もっと身近なものだと思って接することが大切です。
実際、小さな会社でも動画広告を取り入れて、集客で成功を収めている中小企業は数多くあります。
今回、そんな事例などを紹介している講義動画を下にアップしておきますので、ぜひ参考にしてください。
▼YouTubeでマーケティングの授業を配信中！
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