「糖質制限はヤバいのか?」を考える


こんにちは。
ポケモンGOで5kg痩せたツユキです。

最近、話題の糖質制限ダイエット。これに関連した話で、錦織圭選手の元管理栄養士が『糖質制限は危険!』と発言し関心が高まっているようです。今日はこのことについてお話ししたいと思います。

錦織圭選手の元栄養管理士は間違っている

先に結論から書いてしまうと、この管理栄養士さんの発言は間違っています。

どう間違っているかというと、そもそも前提条件が間違っています。どういうことかというと、「一般人とアスリートを同列に扱っている点」が大きく間違っています。

この話が記事となった琉球新報からの引用は以下の通り。

錦織選手も、以前は糖質制限を取り入れていた結果、スタミナ不足に悩まされていた。

記事にはこう書かれていますが、これは当たり前な話です。アスリートは膨大なエネルギーを消費しています。本当に錦織選手が糖質制限をしていたのか怪しいという話もありますが(日清がスポンサーなので)、仮に本当に糖質制限をしながらテニスをしていたらエネルギー不足になるのは当たり前です。例えるなら、食事を摂らないでフルマラソンに挑戦するようなもの。それは危険に決まっています。

しかし、私たち一般人は毎日の生活の中でアスリートほどのエネルギーは消費しません。とりわけ現代はとても生活が便利になって、電車などでの移動も増え、運動の量が減っています。ですから自然とエネルギーの消費量も減っています。その中でポケモンGOをやるなどして運動の量を増やすのが一番良いダイエットの方法なのですが、それが忙しさなどの理由で難しい人のために考案されたのが糖質制限ダイエットです。

あと琉球新報の記事を読んでもらえると、記者の方の体験も添えられていますが、これをよく読んでみると糖質制限でダイエットしているのではなく、カロリーダイエットをしているだけで誤解を生んでいます。

糖質制限ダイエットは夕食を抜くことを推奨していませんし、これは明らかに間違った方法でダイエットをしています。実は肉や魚などにも糖質が含まれており、これらをしっかり食べていれば一般の人が生活に必要とされる糖質は担保されます。それに対して、この記者の方はゆで卵しか食べておらず、間違った方法で糖質制限を実践しているあたりには注意しなければいけません。

「日本人の常識」を疑え!

私はダイエットや健康管理が目的であれば、極度の糖質制限、つまり糖質を完全に絶つ(絶糖)は必要ないとの見解ですが、糖質の摂取量を減らすことには賛成です。

こう考えるにはフランスでの留学経験が影響しています。フランスに留学した際、最初に驚かされたのは朝食でした。朝食だと呼ばれてリビングに行くと、そこにはティーカップ1杯のコーヒーと3cm四方の一欠片のチョコレートがあるだけ。正直「え、これだけ!?」と思いました。日本にいたころは小さいころから「朝食をしっかり食べないといけない」と教育されていましたから、まさに目からウロコの出来事でした。

その後、フランスでは計3軒のお宅にホームステイしましたが、一番量の多い朝食でチョココロネでしたね(笑)。これまで日本人として生きてきた常識をぶっ壊されたわけです。でも、じゃあフランスで朝からお腹が減って活動できなかったというとそんなことはありません。フランス語を聞き取れないと授業についていけないという緊張感も手伝ったでしょうが、集中して充実した留学生活を送ることができました。

では、朝食が少ない代わりに昼食や夕食の量が多いかというと、そんなこともありません。昼食はおそらく日本人と似たような感じで学生だと食堂で定食を食べます。しかし、夕食は日本よりも明らかに糖質が少なめです。夕食のメニューの一例を出すと、大きな魚のグリルに、豆類のマリネなど。こんな献立です。それに対して、日本人は夕食にご飯や麺などの炭水化物をつける人が多いでしょう。

「フランスが正しくて、日本は正しくない」というような極論を言うつもりはありませんが、少なくとも日本人の食生活は食べ過ぎ・炭水化物をかなり多く摂っていることは事実です。食文化という言葉で片付けることもできますが、「1日3食」というルールも歴史の中でどれぐらい伝統的かということもポイントです。常識には疑う余地があるということです。

糖質制限とのうまい付き合い方

私自身の体験で言えば、大学に入ったころから今日に至るまで1日2食の生活をしていますが、10年以上、大きな病気にかかることもなく健康的な生活をしています。そして自分の調子に合わせて、夕食から糖質を抜くこともあります。

でもラーメンなど食べたいものがあれば我慢しないで食べます。ポイントは「糖質をどこまで制限するのか?」というところだと思います。

最初にも書いた通り、健康管理やダイエットが目的であれば、完全に糖質を絶たなくても効果はあるはずです。逆にガンなどの病気を治すことを目的にするならば、医師などのアドバイスを受けて徹底的に糖質を絶つことが重要になってきます。

ガン細胞は炭水化物に含まれるブドウ糖をエサにするので、放射線や抗がん剤などでガン細胞を攻撃しても、その一方で糖質を摂ってガン細胞をエサを与えてしまうとその効果が鈍ってしまうわけです。このあたりは医学的な話になってくるので、興味のある方は以下のサイトを参考にしてみてください。

▼がん・脳梗塞など、ほとんどの現代病の原因が糖質
http://dr-nishiwaki.com/

私はストイックに糖質制限をするつもりはないですが、それでも朝ご飯を食べていないので、標準的な人よりも炭水化物の摂取量は3分の2以下ぐらいになっているはずです。いま3食すべて炭水化物を摂っている人は朝食のご飯やパンを抜くだけでも効果があるはずです。

あと残った中で昼食と夕食、どちらで糖質制限をするかは個人のライフスタイルによりけりです。

昼食に炭水化物を摂ると、その後に血糖値が急激に下がるので午後に眠くなります。また糖質を摂ると交感神経が刺激されて、その後、数時間はなかなか深い眠りに入れないので夕食で糖質制限をするという人もいます。私個人のケースでいえば、自宅で仕事をしていることもありいつでも昼寝しても構わないということもあり、昼ごはんは炭水化物を摂って、夕飯で抜くことが多いですね。

あと炭水化物を食べない代わりに何を食べるかというと、たとえば軽い前菜と手羽先の煮込み料理といった組み合わせです。一部、糖質制限=肉食という考え方で肉ばっかり食べるような人もいますが、これはバランスが悪いのでおすすめできません。

結局、ご飯を抜いても、調味料だったり食材の中に糖質は多く含まれています。ですから、おかずをバランスよく食べていれば、スポーツや肉体労働などに従事していない限りは十分に糖質は足りるはずです。元管理栄養士の方が言うようなエネルギー不足になることもありません。少し糖質摂取を減らすだけでも体調の変化を感じられると思うのでおすすめですよ。

ちなみに、個人的には子どもの糖質制限は反対です。子どもは体育の授業があったり、身体の維持+成長にエネルギーが必要なので、余るぐらいにエネルギーを摂っても問題ないでしょう。

【無料動画】ネットやフェイスブックで見込み客を発掘する方法

感想やコメントお待ちしています!

 ↓    ↓    ↓

sponsored link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です