これから起こるオンライン・インバウンドの話


こんにちは。
ネット集客アドバイザーのツユキサトシです。

世間的にはインバウンド、つまり訪日観光客を対象としたビジネスへの注目が集まっています。そして、この先のビジネスの流れを予測するならば、次に起こるのは「ネット世界でのインバウンド」です。

インバウンドで起こっていること

インバウンドというと、一般的には「爆買い」と呼ばれる行為などを連想します。ですから、日本製の化粧品や生活用品、電化製品などを大量購入するようなイメージが強いのではないでしょうか。経済的に見れば、こういった行為の経済効果は大きいですが、しかしこういった動きはインバウンドのごく一部にしか過ぎません。

なぜ訪日観光客が増えているかと言えば、もちろん日本製品を買いに来るなどの目的もありますが、その前提となっているのは円安になったからです。為替の関係で、滞在費を安く抑えることができることも大きな要因です。どうしても爆買いのような行為を見ると、裕福な観光客ばかりイメージしてしまいますが、訪日観光客の多くは私たちと同じような感覚を持っており、「旅費は安く抑えたい」と考えます。だからホテルよりも安く宿泊できる民泊などの利用熱が高まっているのです。

インバウンドは爆買いだけじゃない

つまり、何が言いたいかというと「インバウンドと聞いて『自分には関係ない』と思うのは非常にもったいない」ということです。

インバウンドで儲かるのは電化製品を売っている人たちだったり、ごく一部の限られた業種だという印象があります。しかしそれは誤解だということです。たとえば、日本に来ているフランス人に都内の観光をするような個人ビジネスをしている人もいます。アイディア次第で稼ぐ方法はいろいろあるということです。

たとえば、旅館などにしてもインバウンドを意識して、館内の表示を英語対応にしてるような旅館やホテルもあります。しかし、それだけでは不十分です。なぜならいくら館内の英語表記を増やしても、直接的にはお客様は増えないからです。もちろん、そういった英語の案内が親切で利用客の方の心に響いてクチコミが起こる可能性もありますが、運任せです。それよりはたとえばサイトのタイトルにローマ字表記を入れてみることで外国人の検索がアップする可能性があるわけです。(そもそも海外のユーザーは漢字・ひらがなを入力しない)

オンライン・インバウンドの発想

インバウンドというと、どうしてもリアルでのビジネス対応が注目されますが、実際にはネットでの対応が重要です。これを私は「オンライン・インバウンド」と呼んでいます。

あなたは海外旅行に行ったことがあるでしょうか?行ったことがないという方も行くとイメージしてみてください。そしてその旅行はパッケージ・ツアーではなく、自分で泊まるところや観光するところを決める旅です。 先ほどもお話しした通り、もちろん中国などから来て、ツアー・団体で旅行する人たちもいますが、それに匹敵するぐらい個人で旅行をする人は多いということです。特にこの傾向は欧米に多いバックパッカーなどが代表的です。

そして彼らは自分たちで日本における滞在地や観光先、宿泊先、レストランなどを検討します。そしてその時に活躍するのがネットです。 中にはその場で食事場所や宿泊先を決める旅行者もいますが、多くの場合はネットやガイドブックで情報を収集します。ここで起こるのが「海外からのアクセス」です。

まとめ:海外からアクセスを集める時代が来る

オンライン・インバウンドとは「国境を越えた日本へのアクセス」です。 元々インターネットというものが国境を自由に超えられるものですが、日本語で書かれたページへのアクセスのほとんど日本人によるものです。こうした言語の壁によって、オンラインにおいてもアクセスが国境を超えるケースは少なかったのです。 しかし、冒頭に話した為替など環境が揃ったことで日本への関心は高まっています。この流れに乗るならば、サイトの英語表記などの対応を準備していくことが必要です。

たとえば前段落で例にあげた旅館のケースならば…

1:サイトのタイトルにローマ字で「旅館名・地名・hotel」などの文字を入れる

2:サイトの中にも英語表記を入れる

一番理想的なのは、ボタン1つで英語表記に切り替わるサイトにすることですが、これは費用面で難しい部分もあるでしょう。 その場合はトップページ部分に英語の問い合わせフォームを設置するだけでも十分です。問い合わせフォームであれば、直接外国人の方と会話をすることがなくても、メールで届いた問い合わせを翻訳する余裕も生まれるので適切な対応が可能になるはずです。

また今回は旅館などのリアルビジネスのケースでお話ししましたが、この考え方は他のサイトにも応用できます。 たとえば海外の旅行者は宿だけでなく、食事にも興味があります。イギリスで豚骨ラーメンブームが起こっているように、世界的に日本のラーメンに対する興味が高まっています。ですから、日本のラーメンのお店を英語で紹介するようなサイト・ブログがあればアクセスを集めるはずです。

このように外国人が興味を持っているトピックに注目して、そのサイトを英語化・外国語化すればビジネスの展開や広告収入を得ることもできるでしょう。

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