日本のヒロイン変遷論1:【対立型】構造の誕生


こんばんは。

ツユキサトシです。

私は、個人的な趣味として、アニメや漫画などの

サブカルチャーのヒットなどを分析しています。

こういうことを書くと、

よくオタク疑惑をかけられるのですが(笑)

オタクというほどの知識はありませんので、

違う解釈があるかもしれませんが、連休限定のゆるーい企画をお届けします^^

さて、今回の自由研究では、

日本が世界に誇るアニメや漫画などのヒロイン像がどう変化していっているか?

ということを考えていきたいと思います。

これを考えることで、未来のヒットの形が 見えてくるかも?

しれませんので、 お時間があれば、ぜひお読みください (^^)

さて、これまでのアニメにおける

ヒロインブームの変遷を簡単にまとめると、

【対立型】⇒【乱立型】⇒【独立型】

とまとめることができると私は分析しています。

この【対立型】が登場するまでは

1作品につき、ヒロインは1人という形で

成立していたことが多かったかと思います。

それは、たとえばアニメの中で

苦難に負けずに頑張るヒロインに対して、

ほとんどの人が同じような感情を頂いており

(「頑張れ!」とか自分を投影させるなど)

ヒロインは1人で十分だったからです。

しかし、だんだんヒロインに対して、

恋愛に似た感情や好みを持つ視聴者が増えてきたことで流れが変わりました。

そこで、まず現れたのが【対立型】構造です。

アニメの中に少人数のヒロインが登場し、

視聴者に「選択肢」が与えられるようになりました。

この【対立型】構造の有名、かつ分かりやすい例が 『新世紀エヴァンゲリオン』です。

『新世紀エヴァンゲリオン』には、レイとアスカという2人の女性が登場します。

この2人をめぐっては、 レイ派・アスカ派というファンが存在していました。

エヴァンゲリオン

しかし、この【対立型】構造は、

エヴァンゲリオンが登場した2000年前後に出てきた 新しい流れという訳ではなく、

かつては『うる星やつら』のファンが ラムちゃん派・しのぶ派に分かれるという

現象にも見られた、実は昔からあった流れでもあります。

ちなみに、アニメの例ばかりお話ししていますが、

アイドルも似たような流れがアニメに先行して起こっています。

昔のアイドルや歌手もソロが活躍していた時代から

70年代に入ると、女性のデュオが増えていきます。

すぐに思いつくのは、ピンクレディーではないでしょうか?

私はその当時のことを知りませんが、

ミーちゃん派・ケイちゃん派というように

ファンに「選択肢」があったことがうかがえます。

ファンに選択肢を与えることで、話題・関心を生みやすく、

同時に多様性をもって、より多くのファンの期待に応えようという

動きが強くなっていく、日本のヒロイン像に変遷が起こり始めます。

そして、この【対立型】期から時は流れて、【乱立型】期に入っていきます。

続きは明日の夜にでも。 適当に楽しみにしておいてください(笑)

<関連記事>

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