【経済の授業】今後の日経平均を読む


こんにちは。

ツユキサトシです。

このブログでは、定期的に経済に関する記事も書いていきます。

昔の私もそうですが、若い人を中心に

経済に関する興味が大変薄くなっているように感じます。

しかし、幸せな人生を送るうえで、

経済状況を理解できなければ、適切な資産運用もできず、

物価の値上がりなどに翻弄されてしまう可能性があります。

このブログでは、チャートと呼ばれる、

株や通貨の値動きのグラフを見せながら、経済に興味を持ってもらえるように

記事を書いていきたいと思いますので、どうぞお付き合いください。

■日経平均株価

日経平均とは、日本の主要な会社225社の株価を平均化したもので、

日本経済の現在の力の指標となっています。

このブログでは、チャートは主に以下の3種類を用いて解説していきます。

日足チャート(3ヵ月):短期的な予測に用いられる

週足チャート( 1 年 ):中期的な予測に用いられる

月足チャート( 3 年 ):中長期的な予測に用いられる

それぞれ、日・週・月ごとの値動きを、

ローソク足と呼ばれるものにして、グラフにしています。

では、早速、日経平均の直近の3ヵ月チャートを見てみましょう。

日経平均_日足

日本の株価は、去年11月の野田前首相の解散宣言から

右肩上がりで上昇してます。これはよくニュースでも流れていますよね。

しかし、3月の中旬ごろから「もみ合い(踊り場)」とも呼ばれる

株価が上にも下にもいかない状態になっています。

こういう時は、マーケットに参加している投資家が

「次はどうなるか?」という判断材料が出てくるのを待っている状態です。

たとえば、今のある投資家の頭の中を想像してみると、

「アベノミクスで、もっと株価が伸びるはずだけど、欧州の経済不安が心配だ」

というような心理になっており、投資に踏み切れないんですね。

ですから、彼らが「欧州の経済は大丈夫だ」という情報を得ると、また株価は上がるでしょう。

さて、ここまでは普通の内容なのですが、

未来予測をする場合には、ここから一歩先をどう考えるかがポイントです。

おそらく多くの人が知りたいのは、

「いつのタイミングで株価が上がる・下がるのか?」

という点です。

ここからは経験則の話になってきますが、

もみ合いと呼ばれる状況は7週から8週、

長い時には13週から14週ほど続くとされています。

月に変換すると、約2か月から3ヵ月になります。

ここで考えたいのは、つまり、 「2~3か月後に何が起こるのか?」 ということです。

ひとつの大きな山場になりそうなのが、5月の連休前後でしょう。

この時期は、日本では一定期間、マーケットがお休みに入るので、

強気な時には投資家心理として「休みに入る前にいっちょ稼いでおくか!」と考えたり、

いっぽうで弱気な時には「休みの間に海外で何が起こるかわからない」といって、

手持ちの株などをいったん、売却しするなどの極端な動きが見られる傾向にあります。

ただ、そういう心理の変化が起こるためには、何かしらのきっかけがあるものです。

ここで、未来予測をするならば、5月に入ってマーケットが上昇するとみるならば、

そうなるような出来事、たとえば上で書いたような欧州機器の後退が報じられたりします。

いっぽうで、マイナスの方向に動くと予測するなら、その逆です。

私の考えでいえば、欧州はすでに危険視されていますので、

欧州で不安が叫ばれたとしても、そこまでの影響はないとみています。

もし、起こるとすれば、アメリカの債務問題の再発といって、

人々が忘れかけていた問題の再発や、アメリカの景気悪化したというような

指標が発表されるような事態がありうるでしょう。

こうやってイマジネーションを働かせれば、

「何に注目すればいいのか?」というのがどんどん身についてきます。

人よりも一歩先に行くには、こういう練習が必要だということを覚えておきましょう。

さて、残りは中期的な予測・長期的な予測を見ていきましょう。

上が中期の週足チャート(1年)、下が中長期の月足チャート(3年)です。

日経平均_週足

 日経平均_月足

中期的も右肩上がりなのがよくわかります。

そして、中長期的な視点で行くと、これまで3年間でなかなか突破できなかった

10,800円の壁(赤い線)を突破してきたので、非常に強い動きといえるでしょう。

ですから、私は個人的な見立てとしては、

・この先も株価は上昇するのではないか?

・それを加速させる(もみ合いを抜け出す)材料がゴールデンウィーク前に出るのではないか?

というような読みをしています。

この読みについてどう考えるかは皆さんの自由です。

でも、こういうことを想像すると、経済も面白く感じられるのではないでしょうか?

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